私の理想の結婚相手はどこにいるの? キーワードは女子力2.0


こんにちは、LLPの新里百合子です。

今週のテーマは「ライフSTYLE」。女性であれば誰もがそれなりに気になる「結婚あれこれ」について、私なりに書いてみようと思いますので、お付き合い頂けますと幸いです。

結婚したら幸せになれるの?


 

 

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現在、日本は絶賛婚活氷河期と言われています。結婚オワコン時代などと言われ、若い女性の間では専業主婦になりたいという風潮が強まっているにも関わらず、年収600万円以上の若い未婚男性は都内にはたったの3.5パーセントしか生息していないという事実。右肩上がりの高度経済成長期・バブル時代に自分達家族を養ってくれた父親世代と違い、今自分に見合う結婚適齢期の男性の生活は質素そのものです。

ゆとり世代、さとり世代とも言われる人々は「同類婚」といって自分と同水準の人と結婚したがり、結婚相手にあまり高望みしない傾向もあるといいますが、私が見聞きしている限りではやはりまだまだ「時間とお金に余裕のある専業主婦になりたい」と考えている若い女性が多いように思われます。同時に、その願望が実現するかどうかは難しいとも分かっている。ですが、何故か「自分だけは大丈夫」と思っている人が非常に多いのだそうです。

しかしそもそも、結婚で幸せになれるのか、大前提として結婚制度ってなんじゃらほいという所にまで話を進めていくと、面白いほどに俯瞰して自分の状況を客観視する事が出来ます。

「嫁き遅れたらどうしよう、周囲にどう思われるかしら」などと感情的に不安になるのではなく思考をイチから整理することで、結婚する・しない、どちらの選択肢を選んでも外野の声に振り回されることなく、自分の選択に自信を持つことが出来るのではないでしょうか。

 

そもそも結婚って、何の為にするの?


 

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私はアメリカから帰国して以降しばらく、日本人としての自分のアイデンティティを模索する為に日本文学を読みふけった時期がありました。

三島由紀夫、遠藤周作、谷崎潤一郎、丹羽文雄、森鴎外など・・・それらの作品を読み特に心惹かれたのは明治・大正時代の女性達の色鮮やかな生き様でした。身分の高い男性には当たり前に妾がいて、その妾と正妻が案外仲良く暮らしていたとか、皇族・華族といわれる人々は当たり前に政略結婚で、戦時下の華族令嬢が侯爵に結婚を世話してもらうには勤労しなければならないという常識など・・・。

興味は江戸時代にまで遡り、当時の武家や公家、庶民の女性達の暮らしに思いを馳せながら、現代はなんて自由なんだろうと自分の生まれた時代に感謝しながら一冊一冊本を閉じていました。

近代以前の結婚というのは、江戸時代のそれを注意深く調べても決して当人同士の意思や自由が尊重されるものではありませんでした。日本だけでなく欧州などでも同様で、豊かな階層においては、自分達の財産を受け継がせるために対等な家同士の間で結ばれるものが婚姻で、「恋愛感情」「惚れたはれた」などは全く関係なかったそうです。

私達は、素敵な運命の人と出会い、恋愛の末に結婚し、そして子供をも設け家族を作る。それが常識であると考えている傾向が強いと思いますが、実際にはそれは明治時代以降に作家の北村透谷が恋愛という概念作り出して広めた以降のことであるといいます。

前述したとおり、近代以前は宗教や学問に身を捧げたりといった理由などで多くの人が結婚をしませんでした。みんながみんな結婚するということ自体が、そもそも近代以前はありえなかったのです。

なので、先日前田さんが書いていた記事で「まだ結婚しないの?」という既婚女性から未婚女性に対する問いかけというのも、そういった歴史を無視して自分自身が見知った常識の中だけで思考しているとも言えるのではないでしょうか。

もしくは、一億層中流化を遂げた横並び志向の日本ならではの発想なのかもしれません。

といっても、現代は格差社会が広がっているので、私の娘の時代にはそんな質問が女性間で交わされることは少なくなる気がします。

 

それでも、やっぱり結婚はしたい。


 

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そうはいっても、それぞれの生育環境の影響で、シンプルに結婚して母親になりたいと思う若い女性も沢山いらっしゃることと思います。

セレブ婚を望む女性が減ったとはいえ、やはりまだまだプチ・リッチ婚といわれる年収1,000万円を超える男性との結婚をしたいと考える女性は多く、そうした結婚に到るまでの方法と対策を講じるセミナーは毎回大盛況だといいます。私もイベントのお手伝いをしたことがありますが、30名以上の参加者女性はみな真剣そのものでした。

別にそこまで高望みはしないと仰る若い女性達も、「イケメンがいい」「おじさんは嫌だ」とやはり恋愛と結婚を混合して考えているケースが非常に多い。そうした話を聞くたびに、せっかく手に入れられるかもしれないその先の豊かで穏やかな生活を自分から遠ざけてしまっているように見え、残念でなりません。

現代日本で結婚をするということ。自然発生的に恋愛感情が芽生え男性から熱烈にプロポーズをされ、結婚に至る。そんなケースもまだまだ存在しますが、自分にはあまりそのような気配が感じられないという方は、是非一度ご自身がどう生きていきたいかを深く思考してみて欲しいと思います。

結婚をしたいのかしたくないのか。したいのであれば何故なのか、親が幸せな結婚をしていたからか、適齢期と呼ばれる年齢になったからか、周りが皆しているからか。であればどんな結婚をしたいのか。共働きなのか専業主婦志望なのか。一生をかけてしたいと思える仕事はあるのか。どんな結婚生活が理想で、相手はどんな人物であれば一生添い遂げたいと思うのか。自分はどんな環境で育ち、どんな人物や人生に憧れているのか。

結婚したくてもしたくなくても、是非一度細かく自分が求めているライフスタイルを書き出していき、「何故自分はこの選択をするのか」の理由まで考え、実際に紙などに書き出してみると驚くほどすっきりとします。

書籍、テレビ、映画、講演会、体験談、何でもいいので世界各国の多様な価値観に触れることで、誰に何を言われてもぶれない自分軸を構築していくのもいいかもしれませんね。

これからは、始めから男性に生活の全てを支えてもらおうと考えるのではなく、妊娠や出産を含めたライフプランを考えた上でのキャリア形成をしながらも、男性をパートナーとし結婚生活を営もうと考えている以上、男性とはどんな生き物かを勉強し一つ屋根の下で暮らす上での摩擦を出来るだけ軽減するなどの行動が出来る人が、

真に「女子力がある」というのではないか・・・と最近は密かに思っています。

現代日本で若い女性達たちが結婚を望む場合、この新しい「女子力2.0」こそが、情け容赦の無い婚活無双を勝ち抜くキーワードなのかもしれません。

 


 

参考/引用書籍

シーナ・アイエンガー 選択の科学

女子会2.0